目隠しフェンスの高さはどれくらい?視線を切って快適な暮らしを送るための計算方法を解説!

はじめに


「お隣の窓と目が合ってしまう」「庭でくつろぎたいのに、通行人の視線が気になる」


千葉県市川市で外構工事を行っているRE homeにも、こうしたご相談は本当に多く寄せられます。そして打ち合わせで必ず話題になるのが「フェンスは何cmにすればいいのか」という高さの問題です。


実はこの高さ選び、目隠しフェンスで最も後悔が生まれやすいポイントでもあります。低すぎて意味がなかった、高くしすぎて庭が暗く狭く感じるようになった——どちらもよく聞くお話です。


この記事では、基準となる数字と、ご自宅に必要な高さを実際に割り出す方法を、順を追ってご説明します。



まず知っておきたい、基準になる3つの数字


立っている人の目線は約1.4〜1.5m

大人が普通に歩いているときの目線の高さは、およそ140〜150cmです。身長170cmの方でも、目の位置は頭より10cmほど下になります。


この数字が、すべての計算の出発点になります。


しっかり隠すなら1.8〜2.0m

立っている人の視線を確実に遮る高さとして、一般的に180cm前後が目安とされています。目線より30cm以上高くすることで、少し背の高い方や、つま先立ちの角度でも見えにくくなるためです。


隣家との境界や、道路に面した庭をしっかり隠したい場合は、この高さが基準になります。


座ったときだけなら1.2mで足ります

意外と見落とされがちなのがこちらです。


「ウッドデッキに腰かけたときだけ視線が気にならなければいい」「リビングのソファに座ったときに外から見えなければいい」——こうした目的であれば、120cm程度でも十分なケースがあります。


立ったときの目線を基準に考えて、必要以上に高くしてしまう方が非常に多いので、まずは「いつ、どこにいるときの視線を切りたいのか」をはっきりさせることが大切です。



わが家に必要な高さを出す3つのステップ

ステップ1:誰の、どこからの視線かを決める


目隠しといっても、相手によって必要な高さはまったく違います。


  • 道路を歩く通行人の視線
  • お隣の1階の窓からの視線
  • お隣の2階の窓からの視線


このうち2階の窓からの視線は、フェンスではほぼ遮れません。上から見下ろす角度になるため、2mのフェンスを立てても効果は限定的です。この場合は植栽やシェード、室内側のカーテンなど別の方法を組み合わせるほうが現実的です。


正直にお伝えすると、ここを期待して高いフェンスを建ててしまい「思ったほど隠れない」と感じられるケースが少なくありません。


ステップ2:現地で実際に測る

面の上で考えるより、実際に立ってみるのがいちばん確実です。


ご家族に協力してもらって、こう測ってみてください。


  1. 隠したい場所(デッキ、リビングの窓など)に、普段の姿勢で座る・立つ
  2. 視線を切りたい相手の位置に、もう一人が立つ
  3. 相手から自分が見えなくなる高さを、メジャーや棒で確認する


この「見えなくなる高さ」が、フェンス上端の必要な高さです。手間はかかりますが、この一手間で後悔はほとんど防げます。


ステップ3:高低差を足し引きする

ここが計算でいちばん間違えやすい部分です。


道路と敷地、隣地と自宅の地面は、たいてい同じ高さではありません。敷地が道路より50cm高ければ、必要なフェンスは50cm低くて済みます。逆に敷地のほうが低ければ、その分を足す必要があります。


また、ウッドデッキの上に立つ場合はデッキの高さ(40cm前後)も加算しなければなりません。


この計算を飛ばしたまま「目隠しなら180cm」と決めてしまうと、必要以上に高い、あるいは足りないフェンスになってしまいます。



高さの上限「2.2m」について、事前に理解しておきたいこと

目隠しフェンスを調べると、必ず「2.2mまで」という数字が出てきます。ただしこの説明、少し正確ではないことが多いのです。


建築基準法施行令第62条の8で定められているのは、補強コンクリートブロック造の塀そのものの高さが2.2m以下という規定です。あわせて、高さ1.2mを超える場合は3.4m以内ごとに控え壁が必要、といった構造の決まりもあります。


一方で「ブロック塀+フェンスの合計で2.2mまで」という条文は、実は法律に明記されていません。これは安全上の配慮と自治体の指導にもとづく実務上の基準として定着しているものです。


また、民法225条にある「高さ2m」も上限ではなく、隣地との話し合いがまとまらなかった場合の基準値を示したものです。


なお、ブロック塀を使わず地面に独立基礎で立てるタイプであれば、ブロック塀の高さ制限は直接かかりません。高さが必要な場合はこちらの工法を選ぶこともあります。


いずれにしても、既存のブロック塀の上にフェンスを載せられるかどうかは、現地で見ないと判断できません。ブロックの厚みが足りない、鉄筋の状態が不明、経年で傷んでいるといったケースでは、載せること自体が危険になります。ここは必ず業者に確認してもらってください。



高ければ良い、というわけでもありません


最後に、高くしすぎたときに起こることもお伝えしておきます。


  • 庭に圧迫感が出て、実際の広さより狭く感じる
  • 日当たりと風通しが悪くなり、庭や1階が暗くなる
  • 風を受ける面積が増え、強度対策の分だけ費用が上がる
  • 完全に視線を遮ると、敷地内が外から見えない死角になり、防犯上は不利になることもある


隙間のある縦格子タイプを選ぶ、必要な部分だけ高くして他は低く抑える、といった調整で、目隠しと開放感は両立できます。



外構・エクステリアの施工事例

RE homeで手がけた外構工事の事例です。フェンスや土間、照明など、ご要望に合わせて資材から一緒にお選びしています。




まとめ

  • 立っている人の目線は約140〜150cm。しっかり隠すなら180cm前後が目安
  • 座ったときだけ隠したいなら120cm程度で足りることも多い
  • 必要な高さは、現地で実際に測り、地面の高低差を足し引きして決める
  • 隣家の2階からの視線は、フェンスだけでは遮りきれない
  • 「2.2m」はブロック塀の規定。合算の上限は実務上の基準


フェンスの高さは、数字より「現地で確かめること」が答えです。


RE homeは千葉県市川市を拠点に、市川市・浦安市・船橋市・松戸市を中心としたエリアで外構・エクステリア工事を行っています。


「この位置からの視線を切りたい」というご相談をいただければ、現地で一緒に高さを確認しながらご提案します。既存のブロック塀にフェンスを載せられるかどうかの確認だけでも構いません。お問い合わせはこちらから、お気軽にご連絡ください。